たんじょうびって すてきなひの表紙

たんじょうびって すてきなひ

この本の内容紹介

パンダのヘレンちゃんという女の子がいました、ヘレンちゃんはへそまがりさんで、道で村の人に会って挨拶されても知らんぷりをしてしまいます。

友達が一緒に遊ぼうと誘っても仲間には入りませんし、村のみんなとピクニックをした時もどんなにすすめられても、お昼ご飯を食べようとしませんでした。

ママはこのへそまがりやさんに困って、少しは直そうねと言いますが、ヘレンちゃんはこのままでいいと言うのでした。

つづきを読む

今日はヘレンちゃんの誕生日ですが、一緒に祝ってくれる友達がいません。自分で自分のためにプレゼントを作ったり、絵を描いたり、歌を歌ったりしましたがちっとも嬉しくありません。

みんなと挨拶したり、一緒に遊んだりすれば良かったと後悔するヘレンちゃんは「たんじょうびはかなしいひ」と思うのでした。その時、窓をノックする音がして窓を開けてみると村のみんなが「お誕生日おめでとう」とお祝いに集まっていたのです。

ヘレンちゃんは嬉しかったけど何と言って良いか分かりません。でも、「たんじょうびってすてきなひ」と思いました。

そして、その夜村のみんなに誕生日をお祝いしてくれたお礼と、今までのお詫びと少しはへそまがりさんじゃなくなるように頑張ってみるという手紙を書いたのでした。

作品情報

作者
出版社
対象年齢
タグ
本体価格 1300円(税別)
サイズ/ページ数 A4判/32ページ
発行日 2011年6月20日
ISBN
(商品コード)
9784333024872

皆さんのご感想

  • 娘はこの絵本のヘレンちゃんの気持ちが分からないようでした。挨拶もするし、お友達と遊ぶのは大好きだし、なんで出来ないのか不思議なようでした。

    でも、そういう子もいるんだよと話すと、幼稚園のお友達にも思い当たる子がいるようでした。色々な子がいるし、色々な考え方や好みがあることも段々理解しているようで、ヘレンちゃんのことも受け入れようとしていました。

    ヘレンちゃんが誕生日に寂しい思いをしていることもよく分かって、お友達に嫌な事をすると自分もこうなってしまうと感じているようでした。

    人物のイラスト
  • 人物のイラスト

    娘は、最後にヘレンちゃんがみんなへの手紙を書いていたのを見て、何かわだかまりがあるような時には手紙を書いて気持ちを伝える方法もあるんだと学んだようです。

この記事をシェアする