この本の内容紹介
あるところに、にんじんとだいこんとごぼうがくらしていました。三人の体はもともとは白かったのですが、ある日みんなで泥んこ遊びをして、体中泥だらけになってしまいました。
そこで三人はお風呂に入ることにしました。一番最初に入ったのはにんじんで、体を洗って湯船に入って熱いのを我慢して浸かっていたら、お湯にのぼせて真っ赤かになってしまいました。
次に入ったのはだいこん体をきれいに洗って、湯船に水を足してぬるいお湯に浸かり、だいこんの体は元のように真っ白です。
最後はごぼう、お風呂は嫌いなので、いい加減に洗ってさっさと出てしまい、それでごぼうは黒いままです。それからずっと、にんじんは赤、だいこんは白、ごぼうは黒のままなのです。