この本の内容紹介
ねことさかなはお互いに大好きなので、時々ねこは魚の中に入って「ねこざかな」になります。
ねこざかなが浜辺でタコの子ども達と遊んでいると、タコのお母さんが今夜さざえじまの港で花火大会があると教えてくれました。
ねこざかなは喜んで海を泳いでさざえじまの港まで行くと、辺りはイカやカメ、ペンギンなどが集まって来ていてみんなワクワクしています。
日が暮れて、暗くなると何だか辺りが生暖かい空気に包まれてきました。ねこざかなが周りを見渡すとお腹を空かせたサメ達に囲まれていたのです。
驚いたねこざかなは怖くて花火どころではなくなってしまいました、、、とその時にバーン、バーンと一斉に花火が上がりました。「ギャー!!」とびっくりしたねこがさかなの口から飛び出してしまいました。
別の場所でさかなが待っていてくれて、またねこざかなになって花火を見ました。
サメ達も今夜はごちそうよりも花火に夢中になったので、みんな安心して花火を楽しむことが出来たのでした。