この本の内容紹介
谷川俊太郎さんの『生きる』という詩を絵本にしたもので、夏の日常生活のなかで喉が乾くことや木漏れ日の眩しさといった生きている実感として「いま」この瞬間を見つめ、ひとつひとつ大切に繋ぎ合わせていくようなお話です。
谷川俊太郎さんの『生きる』という詩を絵本にしたもので、夏の日常生活のなかで喉が乾くことや木漏れ日の眩しさといった生きている実感として「いま」この瞬間を見つめ、ひとつひとつ大切に繋ぎ合わせていくようなお話です。
| 作者 | |
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| 出版社 | |
| 対象年齢 | |
| タグ | |
| 本体価格 | 1300円(税別) |
| サイズ/ページ数 | 26cm×20cm/56ページ |
| 発行日 | 2017年3月5日 |
| ISBN (商品コード) |
9784834083262 |
この絵本を選んだ理由は、私も息子も1度も読んだことがなく、タイトルからどんなお話だろうかと興味を持ったからです。
息子は今まで詩というものに触れる機会がほとんどなかったので、ストーリーが進んでいくというよりも繰り返すフレーズにはじめは少し戸惑っている様子でしたが、絵をよく見てお話を汲み取ろうとしていました。
特に好きなのは、「いまいまがすぎてゆくこと」というフレーズが載っているページで、リズムを楽しんでいました。蝉が地面で仰向けに倒れているところから始まって、男の子の足元、公園、と少しずつズームアウトして視野が広がっていくところがお気に入りです。


「いま」に焦点を当てることで息遣いや匂い、空気感までありありと伝わってきて、いのちの温かみを肌で感じ、ありがたみや感謝の気持ち、色々な思いが溢れました。息子と公園で遊んでいるときや犬と散歩している時に、ふと感じる気持ちに似ているなと思いました。