この本の内容紹介
この絵本は赤ちゃんのももんちゃんが、船や車、飛行機と一緒に、かくれんぼをするお話です。
この絵本は赤ちゃんのももんちゃんが、船や車、飛行機と一緒に、かくれんぼをするお話です。
| 作者 | |
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| 対象年齢 | |
| タグ | |
| 本体価格 | 900円(税別) |
| サイズ/ ページ数 |
21cm×18.7cm/24ページ |
| 発行日 | 2003年4月30日 |
| ISBN (商品コード) |
9784494001408 |
| シリーズ | どんどこ ももんちゃん まてまて ももんちゃん こちょこちょ ももんちゃん |
「かくれんぼ ももんちゃん」を選んだのは、2歳の娘が最近かくれんぼ遊びを楽しむようになり、かくれんぼがテーマの絵本なら興味をもってくれるのではと思ったのがきっかけです。表紙のピンク色と、にこにこ笑顔のももんちゃんが目を引き、手に取った瞬間からわくわくしました。
シンプルな言葉とくり返しのリズムが特徴で、おなじみのかけ声や、擬音語が心地よく、読んでいるうちに自然とテンポが生まれます。
娘は絵本を読み始めると、すぐに「もーいいかい?」「まだだよ~」と口にし、まるで自分がももんちゃんになったかのように夢中になっていました。


子どもが気に入っていたページは、ももんちゃんが水に飛び込む場面と、船を見つけるところでした。「ばしゃーん」「ばちゃばちゃ」と読むと、一緒に声を出して笑いながら真似をします。
リズミカルな音が楽しいようで、「ぽんぽんぽん」「ぷっぷー」などのフレーズもすぐに覚えて、一緒に繰り返してくれるようになりました。
娘はももんちゃんの表情にも注目していて、「みつけた!」と嬉しそうな笑顔や、見つかってしまった乗り物たちのバツの悪そうな顔がとても気に入っているようでした。ページをめくるたびに、「あ!いた!」と指さして喜ぶ姿が微笑ましく、親子で読む時間がとても温かく感じられました。
親の目線で見たとき、この絵本の最大の魅力は、「絵と言葉のバランス」だと思います。絵は余白を大切にしたシンプルな構成で、ごちゃごちゃしておらず、登場人物の動きがとても見やすいです。そして、言葉はくり返しが多く、子どもの言葉の発達や、言葉遊びの楽しさに自然とつながっているように感じます。絵本の世界と子どもの遊びがリンクして、「かくれんぼごっこ」へと発展していく様子も、とても嬉しい成長のひとつです。
また、裏表紙でももんちゃんが木に隠れているイラストには、読み終わったあとも「ここにいたんだね」と発見の喜びがあり、最後まで楽しめる工夫がされていると感じました。
全体を通して、ももんちゃんが繰り広げる大胆でスケールの大きいかくれんぼは、言葉を覚え始めた子どもにもぴったりで、笑顔があふれる読み聞かせタイムを作ってくれる素敵な絵本だと思います。
