この本の内容紹介
いたずら好きな金魚が赤い姿を活かして、様々な場所に隠れながら逃げていく様子を描いた絵探しの絵本です。
いたずら好きな金魚が赤い姿を活かして、様々な場所に隠れながら逃げていく様子を描いた絵探しの絵本です。
作者 | |
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本体価格 | 900円(税別) |
サイズ/ページ数 | 22cm×21cm/24ページ |
発行日 | 1982年8月31日 |
ISBN (商品コード) |
9784834008999 |
「きんぎょがにげた」は子どもを持つ親は必ず知っていると言っても過言ではないでしょう。本屋で、鮮やかな色使いで独特なフォルムの金魚が大きく描かれている表紙を見つけた時は、思わず「あっ!」と声が出てしまいました。
カーテンの模様やキャンディの瓶の中、おもちゃの中など、ページをめくるたびに、こんどはどこ?と、金魚を探すのが楽しくなります。
4歳と2歳の娘がいますが、2歳前後が1番はまって読んでいた印象があります。
2歳になったばかりの娘は夢中になってページをめくっています。ページをめくるたびに「ここ!ここ!おった!」と、指をさして教えてくれます。
金魚を見つけるたびに満面の笑みを浮かべて誇らしげな姿を見ると、こちらまで嬉しくなります。金魚以外に描かれている絵を使って、傘はどこ?など、金魚以外を探すことにもはまっています。
娘は金魚が苺の中に隠れているページが特にお気に入りです。苺の中にちょこんと顔を出した金魚を見つけた時は、「おったー!」と、飛び跳ねるほど喜んでいました。
たくさん積まれた大好きな苺と、苺のへたを頭に乗せているシュールな姿が、娘の心を掴んだのかもしれません。
この絵本の魅力は、シンプルなストーリーと絵の中に、子どもの好奇心を育む要素が詰まっているところです。隠れている金魚を見つけるという単純な行為を通して、子どもは観察力や集中力を自然と養っていると感じます。
「きんぎょがにげた」は、ただ読むだけでなく、親子で遊びながら楽しみ、子どもの成長を促す要素が盛り込まれた絵本だと感じます。