この本の内容紹介
雲の上のありのパン屋さんが美味しそうなパンを焼いて、空にたくさんのパンが並びました。そこへぴかぴか、がらがらとかみなりさんがやってきて「こどもにぱんをつくっておくれ」と言いました。
子どもの姿が見えないので、ありのパン屋さんが尋ねると、子どもは稲妻のやり方を教えていたらやけどをしてしまったようで、家で休んでいるそうです。雲のパンはすぐに食べないと壊れちゃうので、ありのパン屋さんは困っています。
そこで、かみなりさんにお願いして、どしゃ降りの雨をふらせてもらいました。夕立が上がった空には虹がかかって、雲のパン屋さんは虹の上にたくさんのパンを並べました。雲のパンがするすると滑って、かみなりさんの子どものところまで届きました。
かみなりさんのこどもは大喜びでパンを食べました。