この本の内容紹介
いずみがもりというからすの町があり、そこに「からすのパンやさん」がありました。そのからすのパンやさんの家に4羽の赤ちゃんが産まれ、お父さんとお母さんは4羽を優しく大事に育てました。
4羽の赤ちゃんのお世話と、朝早くからパンを焼くパン屋の仕事で、からすのパン屋さんは大忙しでした。パンを作っている途中でも赤ちゃんが泣けばお世話をするので、生焼けパンや丸焦げパンが出来て、お店の掃除も出来なくなりました。
そうしていると、段々パン屋にお客さんが来なくなって、パン屋さんは段々貧乏になってしまったのです。でも、子ども達が大きくなって失敗したパンを子ども達がおやつに外で食べていると、友達も欲しいというので子ども達も手伝ってパンを焼きました。そのパンはみんなにとても好評だったので、家族みんなでパン屋をきれいにして、変わった形の楽しい美味しいパンをたくさん焼きました。
いい匂いに誘われて、たくさんのからすが集まってきました。そうして、からすのパンやさんはいずみがもりで評判の立派なパン屋さんになったというお話しです。