すいかのたねの表紙

すいかのたね 作・絵:さとう わきこ

この本の内容紹介

ばばばあちゃんが庭にすいかの種を蒔きました。大事そうに土をかけていたので、その様子を木の上から見ていたこねこが「なにか かくしたな」とばばばあちゃんがいなくなると地面を掘ってみました。

すると中から出て来たのは、黒いすいかの種がたった一つだけ、こねこはもとに戻しておきました。その様子を見ていたのはこいぬです、同じように地面を掘って種を見つけてがっかりして元に戻すのです。

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そんなことをうさぎも、きつねも、きつねの様子を見ていたばばばあちゃんまでもしたのだから、すいかの種は怒って、もう芽を出さないと言いだしました。

それを聞いたばばばあちゃんは怒鳴り返しました。

するとすいかの種は怒って、芽を出しにょきにょきと伸びてそこら中つるだらけにしました。まだまだ伸びてばばばあちゃんの家の中や、森中にまですいかを実らせました。すいかを食べようと包丁で切ったとたん「これでも、これでも つまらんやつかい え!」と怒鳴っていたのでした。

作品情報

作者
出版社
対象年齢
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本体価格 900円(税別)
サイズ/ページ数 20×27cm/28ページ
発行日 1987年9月15日
ISBN
(商品コード)
9784834003260

皆さんのご感想

  • この絵本は保育士時代に3歳児クラスで大人気の絵本でした。

    人物のイラスト
  • 人物のイラスト

    娘も夢中で見ていました。すいかの種が怒って家中にすいかを実らせるところが気に入って喜んでいて、ベッドにまですいかがあるのが面白かったようです。

    先日も実家ですいかが登場して、この絵本の話を祖父母に話していました。順序通りに話のあらすじを話している娘を見て成長を感じました。また、この絵本は話したくなるくらい面白いと感じていたのも嬉しく思いました。

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