この本の内容紹介
ばばばあちゃんが庭にすいかの種を蒔きました。大事そうに土をかけていたので、その様子を木の上から見ていたこねこが「なにか かくしたな」とばばばあちゃんがいなくなると地面を掘ってみました。
すると中から出て来たのは、黒いすいかの種がたった一つだけ、こねこはもとに戻しておきました。その様子を見ていたのはこいぬです、同じように地面を掘って種を見つけてがっかりして元に戻すのです。
つづきを読む
そんなことをうさぎも、きつねも、きつねの様子を見ていたばばばあちゃんまでもしたのだから、すいかの種は怒って、もう芽を出さないと言いだしました。
それを聞いたばばばあちゃんは怒鳴り返しました。
するとすいかの種は怒って、芽を出しにょきにょきと伸びてそこら中つるだらけにしました。まだまだ伸びてばばばあちゃんの家の中や、森中にまですいかを実らせました。すいかを食べようと包丁で切ったとたん「これでも、これでも つまらんやつかい え!」と怒鳴っていたのでした。