ウッソースやきそば

「おすすめメニュー　ウッソースやきそば」という看板に惹かれてやきそば店にやってきたお客さん。注文するとやきそば名人ウッソースさんはウッソースやきそばの材料の解説をはじめます。

でもその解説嘘ばかり。最後には店長が登場して全て嘘だということがわかってしまい、お客さんは怒ってしまいます。

作品情報

私がこの絵本を選んだ理由は、私のこどもが、焼きそばが大好きなので楽しんで読んでくれるかなと思い、図書館で借りました。

初めて読んだ時、子どもはウッソースの話を信じていたようで、お客さんと一緒に食べたい！と言っていました。嘘だとわかって悲しむかなと思っていましたが、面白かったようで笑っていました。

描かれている焼きそばは美味しそうなので、焼きそばが食べたくなる一冊です。
子供のお気に入りのページはウッソースやきそばのソースは、特別な場所でくんできたという話を聞かされた直後に、ソース屋さんからソースが届き、嘘だと判明するページです。普通のソースというのが目に見えてわかるので、嘘だったとわかりやすかったようです。

人に嘘をつくことはいけないことだけれど、ウッソースのついている嘘は、子どもがごっこ遊びなどで思いつく作り話のようで、読んでいる子どもたちをとても楽しませてくれます。最後のページにはまた新たなお客さんに嘘をついているウッソースの姿が書かれていて、今度はどんな嘘をついているのかなと想像もさせられます。