この本の内容紹介
シンプルで「くまさんがなにをみているのかな?」の次のページには「赤い色の馬をみているの。」といろいろなどうぶつが続きます。
シンプルで「くまさんがなにをみているのかな?」の次のページには「赤い色の馬をみているの。」といろいろなどうぶつが続きます。
| 作者 | |
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| 出版社 | |
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| タグ | |
| 本体価格 | 1000円(税別) |
| サイズ/ページ数 | 28cm×22cm/25ページ |
| 発行日 | 1984年11月 |
| ISBN (商品コード) |
9784032013306 |
絵本はたくさんの動物たちが登場し、各々が次に見ている動物を紹介していくという、連続的でわかりやすい構成になっています。この構成は、物語を初めて読む子どもにとっても理解しやすく、また繰り返しのリズムが楽しいため、読み聞かせるのが一層楽しくなります。
初めて読み聞かせをした時、子どもは終始目を輝かせて絵本に見入っていました。印象的だったのは、青い馬と紫色の猫のページです。現実には存在しない色の動物たちに「あれ?」という表情を浮かべ、不思議そうに眺めていました。これは子どもの想像力を刺激する良いきっかけになったと感じています。
子どもは赤い鳥のページは特にお気に入りだったようで、鮮やかな赤い色に、釘付けになり、何度も「もう一回見たい」とリクエストしてきました。
このページを開くたびに、インパクトのある色に魅了され、指を差しながら「赤い鳥だ!」と声をあげていました。赤は特に子どもの目を引く色であり、それを最大限に活用したこのページは、まさに子ども心をつかむシーンだったと思います。


親の視点からこの絵本の魅力を考えると、いくつかのポイントが挙げられます。まず、シンプルな構成ながら、色の認識や動物の名前を自然に学べる教育的な要素が含まれていることです。また、繰り返しの言葉が多いため、子どもの言葉の発達を促す効果も期待できます。さらに、現実には存在しない色の動物たちが登場することで、子どもの想像力を育むきっかけにもなっています。
最後に母親と子どもたちが登場する展開は、読み手と聞き手の心を温かく包み込みます。「だいすきな子どもたち」というフレーズには、親子の愛情が感じられ、読み聞かせを通じて親子の絆を深める機会にもなりました。
この本は娘がすごく好きでくまさんが見ているものを追っていきますが、娘は何度も読んでいくうちに文章を暗記してしまいました。
絵本のイラスト自体とてもカラフルでイラストも大きいので小さな子どもたちわわかりやすいのかなと感じました。0~3歳ぐらいの子には読み聞かせができて、ひらがなを覚えたての子どもたちはゆっくり読むこともできます。
どうぶつがどうぶつを見て終わるのかなと思ったところに、ママがきて「ママはこどもたちをみているの」に私自身、素敵だなと感じました。本当にいつもママはこどもたちをみているんだよと話して、心があったかくなりました。
娘も「ママは子どもたちをみているの」のページが好きで何度も繰り返し読んでいました。いつもママはそばにいるよと伝えることのできる絵本です。
