おひさまのおうさま

空の上にある「くものおうこく」におひさまの王様がいます。おひさまに仕えている大臣やコックはみんな雲です。

王様は遊ぶのが大好きで、雲の上で雨粒や雪粒の子ども達と遊んでいます。王様はいつか地上の子ども達と遊びたいと思っていました。

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そんなある日のこと、王様はこっそり雲のお城を抜け出して地上に降りてきました。動物の子ども達はびっくり！王様は一緒に遊ぼうといいますが、王様は大きいし熱いしでなかなか一緒に遊べません。

王様はしょんぼりしていると、かまどに火が点かないと困っているワニのママがいました。王様は小さくなってかまどの中に入ったおかげで、美味しそうなピザが焼けました。

みんなで美味しくピザをたくさん食べている時に、空から王様を大慌てで雲の大臣が迎えにやって来ました。ピザをたくさん食べて重くなった王様を、みんなで協力して空へ帰してあげました。

作品情報

娘はおひさまが熱くて、動物がやけどしてしまったり、動物たちと一緒にプールに入ったら水をお湯にしてしまったりすることに興味を持っていました。

地面や滑り台等の遊具、自転車のシートがおひさまのせいで熱くなるので困ると言っていました。でも、おひさまが出ていないと大好きな水遊びが出来ないことも話すと、悪いものではないことも感じたようです。

とても、身近なおひさまと一緒に遊ぶとどんなふうになるのか、娘なりに考えたようです。娘はおひさまは良いけれど、熱くてダメだから動物たちみたいに一緒に遊びたくないと言っていて笑ってしまいました。