100かいだてのいえ作・絵：いわいとしお

星を見るのが好きなトチくんという男の子が100階建ての家のてっぺんに住んでいるという方から「遊びにきてください」という手紙をもらい遊びに行くというお話です。

100階に行くには1階から階段を上って全ての階の家を通って行かないとたどり着かないのです。絵本を縦に開いたページいっぱいに1階から10階までの家が描かれています。

作品情報

ページの大きさと、1フロアごとにとても丁寧に描かれた絵をじっくり見るのが楽しいのです。1階から10階まではネズミの家で1フロアごとに台所やリビング、寝室などで楽しそうに暮らしている様子が見られます。

10階ごとに住人が変わって、リスやカエル、ヘビ、クモなどの家が登場します。娘もそのひとつひとつのフロアを楽しそうに眺めて「ねんねしてる」「ご飯食べてる」と見つけたことを教えてくれていました。
100階にはクモの王子様がいて、トチくんと一緒に望遠鏡で星を見るのです。その星が描かれているページも素敵で私のお気に入りのページです。

大人の私も楽しめるので、 幅広い年齢が楽しめるすごい絵本だと改めて感じました。

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