あかんべ ノンタンの表紙

あかんべ ノンタン

この本の内容紹介

元気いっぱいのノンタンが、次々に出会う動物たちに「あっかんべー」をして驚かせていくというものです。うさぎやことり、お日様までを驚かそうとします。

最初は周囲の反応を面白がっているノンタンですが、やがて自分が逆に「あっかんべー」されてしまうという展開になり、驚いて逃げ出してしまいます。

いたずら心と純粋な好奇心がいっぱい詰まった、子どもの気持ちをそのまま描いたような絵本です。

作品情報

作者
出版社
対象年齢
タグ
本体価格 600円(税別)
サイズ/ページ数 19cm×16cm/32ページ
発行日 1976年10月
ISBN
(商品コード)
9784032170306
シリーズ ノンタン あわ ぷくぷく ぷぷぷう ノンタンぶらんこのせて ノンタンおやすみなさい ノンタン! サンタクロースだよ ノンタン おねしょでしょん ノンタン いたいのとんでいけ~☆ ノンタン でかでかありがとう ノンタンおしっこしーしー ノンタンのたんじょうび

皆さんのご感想

  • 娘の反応はというと、絵本を開くやいなや、ノンタンの大きなあっかんべーの顔に大笑いでした。読み終わったあとも、私に向かって「あっかんべー!」を何度もしてきて、それがとても楽しかったようです。

    特にお気に入りだったのは、お日様がノンタンに向かって大迫力で「あっかんべー!」を返すシーンです。娘は一瞬びっくりしたような表情をしながらも、「太陽が怒ってる!」と大興奮でした。ページを何度もめくっては、その場面を繰り返し楽しんでいました。

    人物のイラスト
  • 人物のイラスト

    この絵本の魅力は、なんといっても子供が自分を重ねやすいキャラクター「ノンタン」の存在です。いたずらをしても怒られてもへこたれず、どこか憎めないその姿は、親としても「わかるわかる」と思わず微笑んでしまいます。

    子供にとっての「ちょっと悪いけどやりたくなる気持ち」を、素直に描いているところに共感が持てました。また、テンポよく繰り返される言葉のリズムも、読み聞かせにぴったりで、子供が自然と声に出して真似したくなる魅力があります。

    一方で、親の立場からすると「あかんべー」はちょっと困る場面もあります。しかしこの絵本を通じて、「やられたら嫌な気持ちになることもあるんだよ。」ということを伝えるきっかけにもなりました。「ノンタンがやられてびっくりしてたでしょ?」と話すと、娘も「そうだね〜。」と納得してくれた様子です。

  • 子どもにとっては笑えて楽しく、親にとっては子供と向き合う会話のヒントになる一冊です。「あかんべノンタン」は、いたずら心と純真な好奇心がぎゅっと詰まった絵本ならではの魅力にあふれた作品だと感じました。

    人物のイラスト
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