この本の内容紹介
まちのねずみがいなかのねずみの家に遊びに来ました。まちのねずみはいなかのねずみに偉そうに何か食べ物はあるか聞きました。
いなかのねずみが用意していたものは朝摘んできたいばらいちごや木の実でした。まちのねずみはこんなものは食べられないというのでした。夜は葉っぱの布団で眠りますが、まちのねずみは葉っぱの布団と、静けさと暗さで全く眠れませんでした。
次の日、いなかの暮らしにうんざりしたまちのねずみは、ごちそうや美味しい飲み物があるからといなかのねずみをまちに連れて行くことにしました。
まちに着きましたが、人間たちが忙しそうに歩いているので、いなかのねずみは上手くすり抜けて歩けず踏み潰されそうになりました。そんな様子をみたまちのねずみは「もたもたするな!」と怒っています。
まちのねずみの家に行くまでにごみ置き場や下水道を通るので、いなかのねずみはすっかり汚れてしまいました。まちのねずみの家はマンションの台所につながっている穴で、人間が食べ残したものがごちそうです。
いなかのねずみはベーコンやソーセージど今まで見たこともない食べ物にびっくりしています。そこへ人間がやって来たので2匹は慌ててテーブルの下へ隠れますが、飼い猫がやって来て食べられそうになってしまいました。
やっとの思いで、穴の中に逃げ込みましたが、すっかり疲れてしまったいなかのねずみはいなかに帰ることにしたのでした。