どんぐりむらのぼうしやさんの表紙

どんぐりむらのぼうしやさん 作・絵:なかや みわ

この本の内容紹介

様々な種類のどんぐり達が暮らすどんぐり村で帽子屋さんをしているのっぽの「ぽー」、小さな「ちい」、くるくる巻き毛の「くりん」ですが、最近お客さんが来てくれません。

お店には色々な種類のどんぐりの帽子を揃えて置いていて、通りがかりのどんぐり達に帽子を勧めますが、みんな穴が開いていないし一つあれば十分と言って買ってもらえないのです。

悩んだ3粒のどんぐりはたくさんお客さんがいる「とかい」のどんぐり町へ行くことにしたのです。やっとの思いで都会へ着いて、お店を始めますがやっぱり客さんは来てくれません。

ある日のこと、ねずみのお母さんと4匹の子ねずみが帽子を買いに来てくれました。子ねずみは4匹みんな同じ帽子を買っていきました。そして、それぞれが自分のものと分かるように絵具で絵を描いて「わくわくする」素敵な帽子にしていったのです。

帽子屋の3粒のどんぐりは、自分たちの帽子が売れないのは「わくわくする」帽子ではなかったからだと気付いたのです。それから、公園に落ちているあめの包み紙や花など、色々な物を集めて帽子に飾りつけをして素敵な帽子をたくさん作ったのです。

そんな素敵な帽子を並べるとあっという間に完売しました。どんぐり村へ帰っても素敵な帽子は大人気で、行列の出来る帽子屋さんになったのでした。

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作品情報

作者
出版社
対象年齢
タグ
本体価格 1200円(税別)
サイズ/ページ数 A4変/32ページ
発行日 2010年9月2日
ISBN
(商品コード)
9784052032455
シリーズ どんぐりむらのぱんやさん

皆さんのご感想

  • 娘の好きなどんぐり村のシリーズで、娘も夢中になって見ていました。

    3粒たちが工夫して作った素敵な帽子がたくさん並ぶページは特に喜んで、自分はどの帽子が好き選んだりしていました。

    娘はくるくる巻き毛の「くりん」がかわいいとお気に入りでした。くりんはくぬぎです、くぬぎはそのままでもかわいい帽子ですが、さらに毛糸のボンボンや花をつけるとさらに可愛いものになります。

    人物のイラスト
  • 人物のイラスト

    どんぐり拾いが大好きな娘は、「ぽー」はマテバシイ(どんぐりの木の種類)なので一番身近などんぐりです。ぽーのことを見て自分が拾ったことのあるどんぐりだと分かったようです。

    どんぐり拾いをする時は「帽子付き」のどんぐりを見つけると当たりを見つけたように喜んでいるので、この「ぼうしやさん」のお話は特に食いつきが良かったように思います。

    そして、この絵本の折り返しにはどんぐり村に住むどんぐりの達の紹介が載っています。キャラクターの名前と解説とどんぐりの種類が分かりやすく描いてあり、娘も熱心に見ていました。

    「どんぐり」の色々な種類もこの絵本を通して学べたので、今年の秋にはどんぐりの種類も意識して拾って楽しもうと思いました。

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