この本の内容紹介
お客さんの要望になんでも応える店長さんがいるどんぐり村の本屋さんは、いつもお客さんがいっぱいです。店員のこなろうとくるんはそんな店長さんに憧れています。
注文のあった本を配達する係のこなろうは、病院への配達の時に足をケガして入院しているつくちゃんとい女の子に会いました。つくちゃんは入院で元気をなくしているので、次の日こなろうは蝶が野原を飛び回る楽しい絵本を届けました。
この絵本を読んで、つくちゃんは自分が蝶になってあちこち飛び回る楽しい気持ちになり、すっかり元気になりました。
くるんは日曜日に子ども達を集めてお話会をする係です。「どんぐりレッドの だいぼうけん」というお話を読んでいる最中に停電があり、子ども達は大騒ぎです。でも、くるんは機転を利かせて絵本の続きを話します。
丁度海の底の場面だったので、子ども達は想像力を膨らませて話に聞き入ります。電気がついてからも絵本の続きを楽しんだ子ども達は、大満足で帰って行きました。
店長もこなろうもくるんも子ども達を見送りながら本の力は本当にすごいと思うのでした。