どろんこおそうじ作・絵：さとうわきこ

元気で楽しいばばばあちゃんシリーズの絵本です。家中をおもちゃで散らかしているこいぬとこねこに、ばばばあちゃんは怒っています。

２匹はほうきと雑巾を出して掃除を始めましたが、こいぬがほうきをバットにして、こねこが雑巾をボールにして野球を始めてしまいました。投げた雑巾ボールを打ち返すと、勢いよく飛んで森の中に入ってしまいました。

「わーい、ホームランだ」と喜んで２匹は外に飛び出してしまいました。飛んでった雑巾ボールは、森で人参を食べようとしていたうさぎの口に入ってしまいました、怒ったうさぎは雑巾ボールを投げ返します。

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それをまたこいぬが打ち返して、今度はきつねの顔にぶつかってしまいます。きつねがまたその雑巾ボールを投げて、こいぬが打ち返して、違う動物にぶつけてを繰り返していたので森中の動物たちがこいぬとこねこのところに怒ってやって来ました。

文句を言われているうちにケンカになってしまって、水の掛け合いから、雑巾をあちこち飛ばしあって、みんな泥んこになってしまいました。それを家から見ていたばばばあちゃんも「おもしろそうじゃないか！！」とその中に入っていきました。

おおはしゃぎのばばばあちゃんのおかげで、みんなはケンカを忘れて、呆れて帰ってしまいました。ばばばあちゃんがいつまでも泥んこになって遊んでいるので、こいぬとこねこはぷりぷり怒って家中をきれいにしました。

作品情報

娘も面白さに夢中で読んでいました。娘も先日、大雨の次の日に公園でお友達と大きな水たまりで泥んこになって遊びました。

そんなことがあったので、みんなが泥んこになって遊んでいる姿が身近に感じられたようです。

最後にばばばあちゃんが、お腹の空いたこいぬとこねこに「はい、ゆうごはんだよ」とどろだんごを作ってあげます。テーブルに食器に盛り付けされたどろだんごを見て、「こういうのを作りたい」と言っていました。