とりのうたの表紙

とりのうた

この本の内容紹介

寒い冬のある日、枯れ木のに一羽の青い鳥がとまっていると、風が吹いて雪が降ってきました。青い鳥が木から離れて飛んで行くとみの虫やカマキリの卵、蝶のさなぎを見つけました。

雪は降り続いて、辺り一面真っ白になりました。暗くて長く、寒くて冷たい夜に青い鳥は木の上で小さくなって眠っています。

つづきを読む

きらきらまぶしい、ぽかぽかやさしい朝が来て春になりました。みのむしやかまきりの赤ちゃん、さなぎからあげは蝶も出てきました。雪は溶けて土の中から芽が出てきました。

水仙や木蓮、桜の花も咲き、だんごむしやしゃくとりむしも楽しそうに動いています。植物や虫達に青い鳥が飛びまわって、うれしそうに声をかけ春が来たことを喜びあっているのでした。

作品情報

作者
出版社
対象年齢
タグ
本体価格 1100円(税別)
サイズ/ページ数 B5/32ページ
発行日 2010年12月
ISBN
(商品コード)
9784774611501

皆さんのご感想

  • 詩のようなテンポの文と可愛らしい絵に引き込まれて、娘もじっくり見ていました。最近季節の事が分かって来た娘は、今が秋で次に来る冬の事だと言いながら見ていました。

    娘は雪が降って大きな雪だるまを作りたいという夢があるので、冬が来るのを心待ちにしています。でも、この絵本の中で青い鳥がとても寒そうに木の上で暗い夜を過ごしているページを見て、冬に対するイメージが少し変わったようでした。

    外で過ごす生き物たちにとっては大変なものだと感じたようで「こたつがあればいいんじゃない?」など、いきものたちが暖を取る方法を考えていました。

    春がやって来た時は、クローバーの芽が出て三つ葉の中に一つだけ四つ葉を見つけるのを楽しんだり、春が来たことを喜ぶ鳥や虫、植物たちと同じように娘も喜んでいました。

    娘は今年の夏お友達と水遊びしたのがとても楽しかったようで、今から夏が来るのを心待ちにしています。この絵本を読んでその前にやって来る春にも興味を持って、楽しみにしてると言っていました。

    人物のイラスト
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