この本の内容紹介
冬のある日、虫が大好きな主人公こんちゃんは、森の中でとても大きなカブトムシの幼虫をみつけます。家に持って帰り大事に育て、夏になって大きなカブトムシが土の中から出てきました。
カブトくんとの生活を楽しむこんちゃん、しかしカブトくんは生まれた森が恋しくなり、森へ帰りたいと言い出します。それを聞いてこんちゃんもカブトくんの本来いるべき場所はここではないということに気づき、お別れを決心します。
冬のある日、虫が大好きな主人公こんちゃんは、森の中でとても大きなカブトムシの幼虫をみつけます。家に持って帰り大事に育て、夏になって大きなカブトムシが土の中から出てきました。
カブトくんとの生活を楽しむこんちゃん、しかしカブトくんは生まれた森が恋しくなり、森へ帰りたいと言い出します。それを聞いてこんちゃんもカブトくんの本来いるべき場所はここではないということに気づき、お別れを決心します。
作者 | |
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出版社 | |
対象年齢 | |
タグ | |
本体価格 | 1300円(税別) |
サイズ/ページ数 | 26cm×19cm/40ページ |
発行日 | 1999年7月 |
ISBN (商品コード) |
9784772101530 |
私がこの絵本を選んだ理由は、4歳の息子が保育園で飼われているカブトムシに興味を持ったからです。
とても大きなカブトムシに親の私は本当にこんなサイズのカブトムシがいたら嫌だなと思いましたが、息子はその大きさに喜んでいました。息子は本物の虫は苦手で触ることができないのですが、絵だと平気で、カブトくんと友達になりたいと言っていました。
息子の一番のお気に入りのページはこんちゃんとカブトくんが一緒にお風呂に入るシーンです。身体の軽いカブトくんが水に浮いてしまったり、カブトくんが羽をバタつかせて風を出してくれるので、こんちゃんが身体を拭くタオルがいらないといった絵が描かれていたりで、子どもにはとても面白かったようです。
カブトムシが幼虫からどうやって成虫になっていくかの過程が描かれていたり、身体は大きくても、その特性は本来の大きさのカブトムシと同じで、力持ちだけれど身は軽かったりといった描写は、カブトムシのことをよく知ることができて面白かったです。
仲良く遊んでいたお友達のお別れというちょっと切ないストーリーも、ひと夏の思い出といった感じで夏にぴったりのお話です。