この本の内容紹介
ティラノサウルスがアンキロサウルスの赤ちゃんに出会い最初は食べるつもりで近づくものの、ひょんなことをきっかけに次第に親子のような関係を築いていきます。
全く違うタイプの二匹の恐竜が親子として心を通わせ、絆を築き、そして最後には...感動的な物語です。
ティラノサウルスがアンキロサウルスの赤ちゃんに出会い最初は食べるつもりで近づくものの、ひょんなことをきっかけに次第に親子のような関係を築いていきます。
全く違うタイプの二匹の恐竜が親子として心を通わせ、絆を築き、そして最後には...感動的な物語です。
作者 | |
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出版社 | |
対象年齢 | |
タグ | |
本体価格 | 1400円(税別) |
サイズ/ページ数 | 26.5cmx21.5cm/40ページ |
発行日 | 2003年3月 |
ISBN (商品コード) |
9784591076439 |
シリーズ | やさしさとおもいやりヒヒヒヒヒ うまそうわたしはあなたをあいしています |
恐竜が大好きな4歳と6歳の息子たちに、保育士さんから「このシリーズは子供たちだけでなく親御さんにも人気ですよ」と勧められたことをきっかけに、読んでみました。
はじめ息子たちは、ティラノサウルスがアンキロサウルスに対して“お父さん”として接することに驚いているようでした。
「ティラノサウルスは怖い恐竜なのに、この赤ちゃん恐竜のお父さんなの?」と少々困惑した様子でしたが、二匹が次第に距離を縮める様子に引き込まれていく様子が見られ、星空の下ともにすやすや眠っている場面では、「仲良しだねー」と微笑んでいました。
この作品のお気に入りのシーンは、ティラノサウルスがアンキロサウルスを守るためにキランタイサウルスをしっぽで追い払う場面でした。
「ティラノサウルス、つよいね!」と目を輝かせていました。息子たちは普段からよく父親とボクシングごっこをしており、「強くなるのは誰かを守るためだよ」と教えられていることがこの絵本の内容と重なったのかなと感じました。
最後の場面では、息子たちは少し悲しそうな表情をしていたように見えました。「ティラノサウルスはばいばいしたの?」と照れくさそうに聞いてくる姿から、何か感じるものがあったのだろうと思いました。
読み終わった後すぐに「もう一回!」とリクエストされ、この絵本をとても気に入った様子でした。
『おまえうまそうだな』は、子どもだけでなく親の目線からも感動的で心温まる物語でした。
他者への思いやりや多様性を尊重すること、そして真の強さとはどんなものかなど、学ぶものがたくさん詰まっており、親子で読めば素敵な時間になる絵本だと感じました。