こんなかいじゅうみたことないの表紙

こんなかいじゅうみたことない

この本の内容紹介

絵本が好きで、きれい好きで、くつを左右きちんとそろえて履くかいじゅうの子どもがいました。

かいじゅうの両親はもっと暴れん坊で、ちらかすようなかいじゅうらしい子になって欲しくて泣きながら「こんなかいじゅうみたことない」と言いました。

そこで、人間の子どもがいる保育園に預けることにしました。そこには、どろんこかいじゅう、ちらかしかいじゅう、ぶっこわしかいじゅうがいました。それをみて怪獣の子は「こんなかいじゅうみたことない。」と言いました。

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でも、保育園の子はかいじゅうが転んだら慰めてくれたりしてちょっぴり優しいのです。そして、かいじゅうの子は火を噴くようなかいじゅうらしいかいじゅうの子になりました。

木の上で困っているネコを助けてあげるちょっぴり優しいかいじゅうなので、町の人は「こんなかいじゅうみたことない。」と言うのでした。

作品情報

作者
出版社
対象年齢
タグ
本体価格 1300円(税別)
サイズ/ページ数 A4変/ハード
発行日 2013年11月
ISBN
(商品コード)
9784872909081

皆さんのご感想

  • 娘はこの絵本を読んだ時に、保育園の子どもかいじゅうは自分の事のようだと思ったようで「○○もかいじゅう?」と心配そうに聞いていました。

    「そうだね!かいじゅうみたいだね。」と答えると、「かいじゅうにならないようにする。」と言っていました。元気いっぱいの娘は泥んこも大好きですし、ちらかすしで大変なことも多いです。

    でも、絵で客観的に自分のしていることを見て、さらに「かいじゅう」と言われてショックだったようです。でも、「こどもはみんなかいじゅうなんだから、げんきいっぱい遊んでいいんだよ。」と話すと安心していました。

    そういう発想になるんだと面白いなと思いました。

    人物のイラスト
  • 人物のイラスト

    今、娘は女の子だからお人形遊びをする、男の子はブロックで遊ぶ等の固定観念みたいなものが出来つつあるのですが、男の子でも人形遊びをしていいし、女の子でもブロックをしていい等伝えてそういう固定観念を崩そうと話をしています。

    なので、この絵本で、かいじゅうでもかいじゅうらしくない子がいてもいいと娘にも伝わりやすかったようです。

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