もぐらバスの表紙

もぐらバス

この本の内容紹介

ある町の地面の下に人に知られていない町があります。その町はくねくね伸びる小さなトンネルが迷路のようにあちこちに広がっていて、もぐら建設会社が掘ったこの小さなトンネルをもぐらバスが行き来しています。

もぐらバスの乗客には、もぐらやかえる等がいて、みんなマーケットに行こうとしています。突然もぐらバスの運転手のもぐらが急ブレーキをかけ、乗客たちは驚きました。バスの目の前にタケノコが顔をだしていたのです。

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運転手は朝はなかったはずなのにと、タケノコの成長の速さに驚いていました。直ちにもぐら建設の穴掘り係がやって来てタケノコを掘り始めました。1時間も経った頃無事にタケノコは掘り出されて、マーケットに運ばれました。

そして、マーケットでゆでられてみんなに配られ、町中の晩御飯がタケノコ料理になりました。

作品情報

作者
出版社
対象年齢
タグ
本体価格 1000円(税別)
サイズ/ページ数 19cm×26cm/32ページ
発行日 2010年4月
ISBN
(商品コード)
9784033318103

皆さんのご感想

  • 見えない地面の下がどんなふうになっているのか覗き込んでいることが多い娘は、地下にもこんな町があるんだと想像しながら楽しんでいました。

    バスに乗っている乗客がもぐら、かえるの他にねずみ、とかげ、かめとたくさんの生き物が出てきました。娘は「みんな土の中に住んでいるのかな?」と興味津々でした。こんなに色々な生き物が土の中で生活していることに驚いているようでした。

    見ることが出来ない地下だからこそ、想像して考える楽しさがあるようです。

    人物のイラスト
  • 人物のイラスト

    娘は町全体が描かれているページがとても気に入り、スーパーや病院、学校の場所など一つ一つを丁寧に見ていました。

    停留所の名前も「だれかさんちのにわ3丁目」「ものおきのした1丁目」など面白いので気に入って、指で「次はだれかんちのにわ1丁目です。」など運転手になったつもりでバスが通る道をなぞって楽しんでいました。

    タケノコの成長の速さやのどんなふうに育つのか、どんなふうに食べるのかも楽しみながら知ることが出来て、娘は気に入ったようで何度も読み返していました。

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