この本の内容紹介
かいじゅうポポリは「いつも勝手にひとりで怒りだす」そんな風に周りの友だちに思われていまう。大きな音を出しても、おもちゃを投げてもイライラは全然おさまりません。
そこへいかりのマスターかいじゅうプワイズが現れて、どんな時にムカムカするのかを一緒に考え、いかりのコントロールの仕方を教えてくれます。
かいじゅうポポリは「いつも勝手にひとりで怒りだす」そんな風に周りの友だちに思われていまう。大きな音を出しても、おもちゃを投げてもイライラは全然おさまりません。
そこへいかりのマスターかいじゅうプワイズが現れて、どんな時にムカムカするのかを一緒に考え、いかりのコントロールの仕方を教えてくれます。
| 作者 | |
|---|---|
| 出版社 | |
| 対象年齢 | |
| タグ | |
| 本体価格 | 1350円(税別) |
| サイズ/ページ数 | 25cm×21cm・A4変型判/42ページ |
| 発行日 | 2023年5月24日 |
| ISBN (商品コード) |
9784756257758 |
1回目に読んだときには6歳の長男は「ふ〜ん」という反応でいまいちピンときていませんでした。しかし、ある日長男が怒って大きな声をあげたことがあり、この絵本を寝る前の1冊に選びました。
長男自身がどういう時に「いかり」がこみあげてくるのかを一緒に考え、そういう時にはどうしたらいいのか解決策を一緒に考えるきっかけになりました。
3,4回読むと、読んでいる最中に長男がいかりをのりきった体験を話すようになり、成功体験になり自信がついたようでした。
この絵本は、ママにもとても必要な一冊のように感じます。監修した児童精神科医である岡田氏は「大人の方へ」大切なメッセージも添えられています。子どもが怒りを抱いてモヤモヤしている姿は、本人だけでなく親にとっても辛いですが少し心が軽くなりました。


私がこの絵本を選んだ理由は、4歳の息子が癇癪を起こすことがよくあり対応が困ることがあるので、息子と一緒にいかりについて考えることができるかなと思い、選びました。
いつも読んでいる絵本とは違って、少し難しい題材の物語だったので、どうかと思ったのですが、真剣に聞いてくれていました。「ぼくも今日怒ってイヤイヤしていたね」と、少しポポリと気持ちが似ているねという話をしながら読み進めました。
この絵本を読んでから息子も、怒る前に今自分はどうしたいか、また怒っても少し自分の気持ちを説明してくれるようになったように思います。子どもの癇癪に悩む親に是非読んで欲しい一冊です。
子どもが一番興味を持っていたページは、どんな時にムカムカするか聞かれて、そのシチュエーションが見開き一ページに色んな怪獣のイラストと共に描かれているシーンです。
私もそのシーンをみて、子どもが怒るのにこんなにもたくさんの理由があったのだなと思わされました。極力子どもの気持ちに寄り添えるように接していたつもりでしたが、息子からしたらわかってくれないと思っていたのかもしれません。
読んでいて、ポポリが子どもと重なって、感情移入してしまい、最後にポポリが怒らずに相手に自分の気持ちを言えるようになったシーンでは泣きそうになりました。
