かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきったの表紙

かいじゅうたちは こうやってピンチをのりきった

この本の内容紹介

高いところ、注射、人前で話すこと、暗いところがそれぞれ苦手なかいじゅうたち。みんなピンチを乗り切ったと思っていましたが、逃げただけということに気づきます。

怖いとゾワゾワした気持ちに襲われ、そのゾワゾワに怒りの気持ちをぶつけたくてゾワゾワを呼び出した時、恐怖のかいじゅう、ゾワゾワキングが現れ、怖くなった時はどうすればいいのかを教えてくれます。

怖がる気持ちはいいものであること、君のことを助けてくれること、仲良くなれば良い相棒になれることも伝えてくれます。

作品情報

作者
出版社
対象年齢
タグ
本体価格 1350円(税別)
サイズ/ページ数 25cm×21cm・A4変型判/42ページ
発行日 2021年8月23日
ISBN
(商品コード)
9784756255358

皆さんのご感想

  • この絵本は4歳の私の息子が色んなことに対して怖がりなので、その怖い気持ちを克服できるキッカケがみつかればいいなと思って選びました。

    それぞれの恐怖の乗り切り方が面白く、息子も笑いながら聞いていました。色んな怖さが世界中にいっぱいあると例えがあげられているところでは、「この気持ちは僕と一緒だね」「ママもこれは怖いな」と一緒に考えながら読みました。

    最初に述べたようにこの絵本を通して怖い気持ちを克服できたらと思って読み始めましたが、読んだことによって怖がる気持ちは無理やり克服しなくてもいいと気づくことができました。それは、怖い気持ちはいっぱいあること、そして怖いという気持ちは危険から身を守ることに繋がることがということがわかったからです。大人もとても勉強になった一冊でした。

    人物のイラスト
  • 人物のイラスト

    息子のお気に入りのページは、注射が怖いかいじゅうサスピッチが、注射を刺される直前に身体をカチンコチンにして刺されないようにしてピンチを乗り切るページです。固くて注射が刺さらないというのはわかりやすくて楽しめたようです。

    また、最後の結末が、怖さについて教えたことが、かいじゅうたちに怒られかけていたゾワゾワキングがピンチをのりきったことになっている、というのもとても面白いなと思いました。

  • 「鬼が来る日(節分)、保育所お休みしたい」と言い出した6歳の長男。不安・こわい気持ちとの向き合い方が伝わると良いなと思い、ママが借りてきました。

    長男と1回目に読んだときには、まだ理解はできていない様子でしたが「怖がることは悪いことじゃない」ことはしっかり伝わっていました。

    2回目に読んだときには「鬼は怖いけど、ゾワゾワちゃんと一緒に隠れながら見てみようかな」と少し前向きになったようでした。

    かいじゅうたちも自分で言っていますが、ピンチになったときに「逃げる」のではなく向き合って乗り越えようとすることが大切であることを伝えてくれる1冊です。

    人物のイラスト
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