うさぎのくれたバレエシューズの表紙

うさぎのくれたバレエシューズ

この本の内容紹介

バレエ教室に五年間通っているのに、うまく踊れない女の子が主人公。いつもいつも願い事は一つだけ。

「踊りが上手になりますように」と、いつも願い続けていました。ある日、願いが届いたのか、不思議な包みが届き、中にはバレエシューズと「山のくつや」のカードが入っていました。

導かれるように山をのぼっていくと、そこにはバレエシューズを作るうさぎがいて、女の子はその制作を手伝います。

作品情報

作者
出版社
対象年齢
タグ
本体価格 1300円(税別)
サイズ/ページ数 28cm×22cm/24ページ
発行日 1989年10月2日
ISBN
(商品コード)
9784338069113

皆さんのご感想

  • 娘のお気に入りは最後のページで、うさぎと女の子が踊っているページ。絵本のすべてのページが綺麗で素敵です。

    この本の魅力は女の子が一生懸命バレエを上手になりたいと願いながらも自分自身も頑張って努力をしているところです。

    上手になりたいと頑張っていたからうさぎからの贈り物がきたんだねと読み聞かせながらこどもたちにもメッセージを送りました。

    絵がすごくきれいなので読んでいても次のページをめくることが楽しみなのと、春にぴったりの一冊です。女の子へのプレゼントにちょうどいい絵本です。

    人物のイラスト
  • 人物のイラスト

    娘はこの絵本を読みながら、とても集中してページをめくっていました。

    特にお気に入りだったのは、うさぎたちがピンク色のふわふわスカートで踊る場面です。実際に「わたしもいっしょにおどりたい!」と、ページの前でスキップし始めてしまうほどでした。

    娘はうさぎたちがそろってジャンプする場面や、花びらや蝶たちと一緒に空を舞う幻想的な描写がとても気に入ったようです。「ちょうちょになったみたい」と言いながら、ページの蝶の絵に自分を重ねていました。

  • この絵本の魅力は、なんといっても美しい色彩と繊細なイラストです。桜の花びらや月明かり、うさぎたちの柔らかな表情が、現実と夢のあいだを行き来するような優しい世界を作り出しています。

    そして、努力してもすぐにうまくいかないことがある中で、それでも願いを持ち続け、誰かに励まされることで前向きになれるというメッセージが、子どもにも自然と伝わってくるように感じました。

    また、物語の終盤で、女の子が帰宅後に「ちょっとおどってみるから、みてちょうだい」と言う場面では、親として胸が熱くなりました。努力する娘をそっと見守りながら応援する親の気持ちを思い出し、私自身も「見てるよ、がんばってるね」と声をかけたくなりました。

    子どもの夢や努力をそっと後押ししてくれるような優しさに満ちた絵本です。

    人物のイラスト
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