うさこちゃんと きゃらめるの表紙

うさこちゃんと きゃらめる

この本の内容紹介

この物語は、 いつものように穏やかな日常から始まります。

お母さんと一緒にクッキーを買いにお店へ出かけたうさこちゃんは、そこで色鮮やかで魅力的なキャラメルを見つけます。どうしてもそれが欲しくなってしまったうさこちゃんは、誰にも言わずにポケットに入れて持ち帰ってしまうのです。

万引きという衝撃的な過ちとうさこちゃんを襲う罪悪感、そして謝罪するまでの心の葛藤が、シンプルな言葉と絵で淡々と描かれています。

作品情報

作者
出版社
対象年齢
タグ
本体価格 800円(税別)
サイズ/ページ数 17cm×17cm/28ページ
発行日 2009年4月15日
ISBN
(商品コード)
9784834024364
シリーズ うさこちゃんのたんじょうび うさこちゃんのにゅういん ゆきのひのうさこちゃん うさこちゃん ひこうきにのる おかしのくにの うさこちゃん うさこちゃん おとまりにいく うさこちゃん おばけになる うさこちゃん びじゅつかんへいく うさこちゃん がっこうへいく うさこちゃんとあかちゃん うさこちゃんと うみ うさこちゃんと たれみみくん

皆さんのご感想

  • 「うさこちゃんときゃらめる」は、タイトルからは想像もつかないほど、深く心に訴えかける一冊でした。うさこちゃんの絵本は、優しく平和なイメージが強いため、今回も可愛らしいおやつの時間を描いた楽しいお話を予想して手に取りました。しかし、ページをめくるごとに、良い意味でその期待を裏切られることになりました。

    娘たちに読み聞かせたところ、二人ともこれまでにないほど真剣な表情で見入っていました。特に、うさこちゃんがポケットにキャラメルを忍び込ませる場面では、家の中がしんと静まり返るほどの緊張感が漂いました。娘たちは、いつもお利口なうさこちゃんがどうなってしまうのか、物語の行く末をとても心配していたようです。

    子どもたちが特に気に入っていたのは、色とりどりのキャラメルが並んでいるページでした。慣れ親しんでいるブルーナ特有の色使いは、やはり子どもたちの目を惹きつける魅力があるようです。娘たちは、キャラメルを見て「どれが一番おいしそうかな」と話しながらも、同時にうさこちゃんがこの魅力に抗えなかった気持ちに、子どもなりに共感していたのかもしれません。

    人物のイラスト
  • 人物のイラスト

    この絵本の最大の魅力は、悪いことをした時の「恥ずかしい」「眠れないほど苦しい」という複雑な感情を、一切の妥協なく描いている点です。説教臭い言葉を並べるのではなく、うさこちゃんの心の痛みをそのまま見せることで、子どもたちにもいけないことの重さが自然と伝わっています。間違いを犯した時に、それを正すことの大切さや、毅然と付き添うお母さんの愛情深い姿勢は、親である私にとっても大きな学びとなりました。

    ただ可愛いだけではない、生きる上で大切な心の教育を授けてくれる親子で何度も読み返したい素晴らしい一冊です。

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