この本の内容紹介
うさこちゃんのクラスにやってきた転校生のダーンくんを巡るお話です。ダーンくんは片方の耳が垂れているため、クラスのみんなから「たれみみくん」というあだ名で呼ばれるようになります。
悪意のない呼びかけではありましたが、うさこちゃんは本人はどう思っているのかなと考え、勇気を出してダーンくんに本心を尋ねます。そして、彼が本当は名前で呼ばれたいと思っていることを知り、クラスのみんなに働きかけていくという優しさと勇気に満ちたストーリーです。
うさこちゃんのクラスにやってきた転校生のダーンくんを巡るお話です。ダーンくんは片方の耳が垂れているため、クラスのみんなから「たれみみくん」というあだ名で呼ばれるようになります。
悪意のない呼びかけではありましたが、うさこちゃんは本人はどう思っているのかなと考え、勇気を出してダーンくんに本心を尋ねます。そして、彼が本当は名前で呼ばれたいと思っていることを知り、クラスのみんなに働きかけていくという優しさと勇気に満ちたストーリーです。
| 作者 | |
|---|---|
| 出版社 | |
| 対象年齢 | |
| タグ | |
| 本体価格 | 800円(税別) |
| サイズ/ページ数 | 17cm×17cm/28ページ |
| 発行日 | 2008年6月15日 |
| ISBN (商品コード) |
9784834023176 |
| シリーズ | うさこちゃんのたんじょうび うさこちゃんのにゅういん ゆきのひのうさこちゃん うさこちゃん ひこうきにのる おかしのくにの うさこちゃん うさこちゃん おとまりにいく うさこちゃん おばけになる うさこちゃん びじゅつかんへいく うさこちゃん がっこうへいく うさこちゃんとあかちゃん うさこちゃんと うみ うさこちゃんと きゃらめる |
「うさこちゃんとたれみみくん」は、親しみやすい絵柄の中に、集団生活で直面する大切なテーマがぎゅっと凝縮された非常に奥の深い一冊でした。


この本を娘たちに読み聞かせたところ、5歳の姉は「どうしてみんな名前で呼んであげないの?」と少し不思議そうに、かつ真剣な表情で聞き入っていました。最後のページにみんなが「おはよう、だーん!」と名前を呼ぶ場面があり、それまでは少し緊張感のある展開でしたが、このページではパッと明るい雰囲気が広がり、娘たちも安堵したような表情を見せていました。
自分たちの身近な保育園生活と重ね合わせているのか、「名前で呼んでもらえると嬉しいよね。」と、物語の結末をとても気に入っていたようです。
この絵本の最大の魅力は、大人が介入して解決するのではなく、うさこちゃんという一人の子どもが、自らの気づきと勇気で状況を変えていく姿が描かれている点です。子どもたちは時として、悪気なく相手の身体的特徴を口にしたり、無意識に傷つけるような発言をしたりしてしまうことがあります。
それは決して悪意からではなく、ただ素直で純粋すぎるからこその振る舞いですが、一歩間違えれば相手をとても傷つけます。そんな時、一度立ち止まって相手を傷つけないか考えることの大切さを、この絵本はストレートに教えてくれます。うさこちゃんのような思いやりと、正しいと思ったことを口にする勇気を、娘たちにも少しずつ育んでほしいと心から願うきっかけをくれる素晴らしい一冊でした。
