くまのがっこう ジャッキーのぱんやさんの表紙

くまのがっこう ジャッキーのぱんやさん 作:あいはら ひろゆき 絵:あだち なみ

この本の内容紹介

12人兄弟のくまの子たち。11番目までは男の子一番下のくまの子ジャッキーだけが女の子。

ジャッキーがパンやさんを開き、みんなでパンを作りますが、いたずらっ子のジャッキーは大きいパンがおもしろくてパンにジャンプします。

ぺしゃんこになってしまったパンは、売っても誰も買いに来てくれません。ジャッキーはいよいよ泣き出してしまいました。

作品情報

作者
出版社
対象年齢
タグ
本体価格 1200円(税別)
サイズ/ページ数 182×210mm/40ページ
発行日 2003年2月
ISBN
(商品コード)
9784893092823
シリーズ くまのがっこう くまのがっこう ジャッキーのいもうと くまのがっこう ジャッキーのうんどうかい くまのがっこう ジャッキーのおせんたく くまのがっこう ジャッキーのしあわせ くまのがっこう ジャッキーのゆめ くまのがっこう ジャッキーのはつこい おでかけジャッキー くまのがっこう おはようジャッキー くまのがっこう ジャッキーつきへいく くまのがっこう ジャッキーのおたんじょうび くまのがっこう ジャッキーのクリスマス くまのがっこう ジャッキーのじてんしゃりょこう くまのがっこう ジャッキーのしんゆう くまのがっこう ジャッキーのたからもの くまのがっこう ジャッキーのちいさなおはなし くまのがっこう ジャッキーのトマトづくり

皆さんのご感想

  • 子どもたちは、みんなでパンを作るページでは、「パン食べたいな」「パン好きー」との発言。ジャッキーがパンにジャンプしたページで驚いた表情をしていて親子で会話の生まれることが多い本でした。

    子どもが好きなページを聞くと意外にもジャッキーが大泣きしているページでした。小さいジャッキーが泣いている絵がかわいくてでもよしよししてあげたくなるそうです。

    この絵本の魅力は、やはりみんなで力を合わせてジャッキーを助けるところかなと思います。いたずらっ子ジャッキーがした失敗をみんなで助けてあげる。優しくて温かい気持ちになる本です。

    ジャッキーが突拍子もないことをすることがくすくす笑えて、小さい子どもがよくやるいたずらのようで面白いです。

    人物のイラスト
  • 人物のイラスト

    子どもがパンやさんごっこが大好きで、日常生活の中でもよく「いらっしゃいませ」と言って遊んでいることから、きっと興味を持って楽しめるのではないかと思ったので、選んでみました。

    パンを作る工程が丁寧に描かれていて、読んでいると本当にパンのいい香りがしてきそうなほどです。読み進めるうちに、子どもは「ラズベリーおいしそう!」「はちみつ食べたい!」と指をさしながら楽しんでいました。

    長女は特に食べることやごっこ遊びに関心の高い年頃なので、この絵本はぴったりだったと思います。

    中でも、子どもが特に気に入ったのは、ジャッキーが小さな体で一生懸命パンをこねたり焼いたりしているページでした。子どもはその場面を見るたびに「ジャッキー、がんばってるね!」と声をあげ、まるで応援するように楽しんでいました。

  • 親として感じたこの絵本の魅力は、まずイラストのかわいらしさと温かみです。ジャッキーの表情や動きが細やかに描かれていて、子どもが感情移入しやすいように思いました。

    また、パン作りという身近なテーマを通して、「みんなで協力して何かを作る楽しさ」や「工夫することの面白さ」が自然に伝わる点も大きな魅力です。読んだ後には実際にパンを作ってみたい気持ちが湧いてきて、絵本から生活へとつながっていくきっかけになる点が素晴らしいと感じました。

    子どもにとっては、ただ絵を眺めるだけでなく、想像を膨らませたり、自分の体験と結びつけたりすることができる、学びのある一冊だったと思います。親としても、読み聞かせを通して子どもの気づきや感想を一緒に楽しめる時間が持てて、とても充実した読書体験になりました。

    人物のイラスト
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