この本の内容紹介
物語は、12人のくまの子たちの兄弟。11番目までは男の子12番目の女の子ジャッキーがおてんばでいつもおもしろいことをやらかします。
お兄ちゃんと一緒にトマトづくりをするところから始まります。ジャッキーはトマトを一生懸命育てます。そして芽が出て、花が咲き、実が赤くなっていきました。
嵐の日もトマトを守るといって家に帰ろうとしないのでお兄ちゃんたちが急いで連れて帰り...
物語は、12人のくまの子たちの兄弟。11番目までは男の子12番目の女の子ジャッキーがおてんばでいつもおもしろいことをやらかします。
お兄ちゃんと一緒にトマトづくりをするところから始まります。ジャッキーはトマトを一生懸命育てます。そして芽が出て、花が咲き、実が赤くなっていきました。
嵐の日もトマトを守るといって家に帰ろうとしないのでお兄ちゃんたちが急いで連れて帰り...
| 作者 | |
|---|---|
| 出版社 | |
| 対象年齢 | |
| タグ | |
| 本体価格 | 1300円(税別) |
| サイズ/ページ数 | 18.2cm×21cm/36ページ |
| 発行日 | 2008年2月 |
| ISBN (商品コード) |
9784893094353 |
| シリーズ | くまのがっこう くまのがっこう ジャッキーのいもうと くまのがっこう ジャッキーのうんどうかい くまのがっこう ジャッキーのおせんたく くまのがっこう ジャッキーのはつこい くまのがっこう ジャッキーのゆめ くまのがっこう ジャッキーのパンやさん おでかけジャッキー くまのがっこう おはようジャッキー くまのがっこう ジャッキーつきへいく くまのがっこう ジャッキーのおたんじょうび くまのがっこう ジャッキーのクリスマス くまのがっこう ジャッキーのしあわせ くまのがっこう ジャッキーのじてんしゃりょこう くまのがっこう ジャッキーのしんゆう くまのがっこう ジャッキーのたからもの くまのがっこう ジャッキーのちいさなおはなし |
芽が出て、花が咲き、実が赤くなっていく過程が丁寧に描かれていて、子どもでも成長の流れが分かりやすい内容でした。
読み聞かせをしたとき、子どもはとても楽しそうにページをめくっていました。特に「こんなにいっぱい!」と収穫のシーンで声を上げたり、「おいしそう!」と料理の場面で身を乗り出したりと、絵本の世界にすっかり入り込んでいる様子が伝わってきました。子どもにとっては、自分がよく食べるトマトがたくさん登場するのも嬉しかったようです。
中でも子どもが特に気に入っていたのは、最後に仲間たちとごちそうを囲んでいるページでした。テーブルいっぱいに並んだ料理を見て、「これ食べたい!」「ジュースもある!」と指差しながら大興奮でした。自分もその場にいるかのように想像して楽しめたのだと思います。
子どもが気に入ったポイントは「みんなで食べる楽しさ」と「たくさんのごちそう」でした。一人で育てたものが、みんなで分け合って喜びに変わっていく流れに、自然と共感していたように思います。


家庭菜園に子どもと挑戦したいと思っていたところ、トマトという身近な野菜が題材になっており、また普段の生活の中で食べるトマトが、どのようにお話の中で描かれているのかを親子で一緒に楽しめるのではないかと思い、この絵本を選びました。
親の目線から見ると、この絵本の魅力は育てることの大切さと分かち合う喜びが伝わる点にあります。ジャッキーが丁寧にトマトを育て、愛情を込めて料理をし、それを仲間と一緒に楽しむ姿は、子どもにとって食べ物の大切さや協力することの素晴らしさを感じる良いきっかけになると感じました。また、色鮮やかなイラストは、見ているだけで温かい気持ちになれ、食欲もわいてくるようでした。
『ジャッキーのトマトづくり』は、ただの楽しいお話にとどまらず、子どもが自然や食べ物に興味を持つきっかけを与えてくれる絵本です。親子で「一緒に育てて食べるって素敵だね」と話し合える時間をくれる、とても魅力的な一冊だと思いました。
娘と息子ふたりの反応としてはジャッキーがやることが一生懸命でかわいいので絵本を真剣に聞いていました。嵐のシーンではジャッキーが大泣きするのにつられてふたりともそわそわ。でも最後にパーティーをすることになり楽しそうとにこにこ笑顔で聞いてくれていました。
2歳の息子は、「トマト美味しいのかな」との発言もあったり。4歳の娘はジャッキーとお兄ちゃんがトマトづくりを計画するシーンが好きだったらしく、わくわくするといった表情で見ていました。
この絵本の魅力は、植物を大切に育てること・育てることの大変さにあると思います。ジャッキーはすごく頑張ってトマトを育てていました。こどもたちが植物を育てる前に読むと良い絵本だと思います。
